おいなり夫婦がサイドFIREを選んだ理由

お金のこと

みなさんこんにちは。おいなり夫婦です。

本ブログのタイトルの通り、わたしたちはサイドFIREを目指して日々貯蓄や仕事を頑張っています。

今回の記事では、私たちがなぜ『サイドFIRE』を選んだのか、その理由をご紹介します。

みなさまの理想に合う経済的自由を考えるときの参考になれば幸いです!

FIREとサイドFIREの違いについては、過去のこちらの記事を参考にしてみてください。

サイドFIREを選んだ理由

私たちがサイドFIREを選んだ理由はずばり、以下の4つです。

 1.完全FIREよりも必要資金が少なく、達成が早まるから
 2.資産の流動性によるリスクを抑えたかったから
 3.好きなこと、意義を感じることで仕事をしたかったから
 4.経験や価値にお金を使うのも大切だと思ったから

それぞれ詳しく解説していきます。

1 完全FIREよりも必要資金が少なく、達成が早まるから

生活費の全てを資産運用益で賄おうとした場合、以前の記事でも触れた4%ルールに則ると、月額生活費の300倍の資産が必要になります。

仮に月に35万円生活費がかかっていたとすると1億円を超える資産が必要ということに……。

もし貯金が全くない状態で、1億円の資産を作ろうと資産運用する場合、毎月いくら・何年・どのぐらいの利回りで資産運用をすれば良いのでしょう?

そんなときに便利なのが金融庁が提供している資産運用シミュレーションのページ!

▼資産運用シミュレーション
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/tsumitate-simulator/

このページでは①目標金額、②想定利回り(年率)、③毎月の積立金額、④積み立て年数のうち、3つを設定すれば、残り1つの数値が分かるようになっています。

今回の場合だと、15年で完全FIREを達成したいとしたら

シミュレーションの設定

 ①目標金額:1億円
 ②想定利回り(年率):4%
 ④積み立て年数:15年

を入力すると、③毎月の積立金額が406,355円と算出されるというわけです。

よほど収入の多い家庭でない限りは、生活費と同額以上の金額を積み立てるのはあまり現実的ではなさそうですよね。

いなり
いなり

僕がもっと稼いでいれば……不甲斐なくてごめんねいなり子……。

いなり子
いなり子

こうやって考えると生活費の見直しも大事ね。まずはいなり寿司から減らしましょうか。

いなり
いなり

……。

サイドFIREで労働所得も含めて月々やトータルの収支を計算すれば良くなるため、得られる金額にもよりますが、目標となる資産金額や、その実現のために毎月積み立てる金額もぐっと現実的になります。これが1つ目の理由です。

2 資産の流動性によるリスクを抑えたかったから

完全FIREの場合、収益の全てを資産運用に依存することになります。

投資や資産運用が毎年必ず決まった割合でプラスになるものだったら良いのですが、投資には好不調の波があります。

仮にリーマンショックのような全世界的な不況が訪れて資産金額が半減してしまった場合、それが再び元の金額に戻るまで、運用益も少なくなってしまうというリスクがあります。

その点、サイドFIREの場合は資産運用益以外にも収入源があり、このリスクを低減することができます。

いなり
いなり

僕はご飯の時に美味しいものは最後に食べるタイプだけど、それがふと目を離したすきになくなったらって思うとゾッとするよ。

いなり子
いなり子

うん。それは全然関係ない話ね。

3 好きなこと、意義を感じることで仕事をしたかったから

サイドFIREを目指す前から、わたしたち夫婦間で共通して持っていた仕事に対する価値観があります。

ひとつは、自分たちのペースで、自分たちが意義を感じることをライフワークにしたいということ。

もうひとつは、家族との時間や自分が楽しく過ごせる時間を大切にしたいということです。

私たちは、会社勤めによる勤務や通勤の長さによって自分の時間が減ってしまうことは問題視していたのですが、仕事をすることそのものが絶対にいやというわけではありませんでした。

自分の人生の中で、やってみたい、自分が携わる意義がある、と心から思える仕事をして、何らかの課題を解決したり誰かの助けになるのなら、それはとても素晴らしいことだと考えていたので、

いつか2人で起業が出来たらいいなと話していたんです。

大企業に比べると、個人で出来る仕事や規模には限界があるのは重々承知していますが、実際身近な場所にも、世界中にも、課題は山のようにありますしできることもたくさんあると思います。

サイドFIREという、生活に必要な資金が資産運用益で賄えている状態は、自分たちの納得のいく形でのびのび仕事をしたいという私たちにぴったりでした。

いなり子
いなり子

2人の仕事についてもゆくゆく具体化していきたいね。

いなり
いなり

起業したら、会社のロゴはカッコいい羽根がいいなあ。

いなり子
いなり子

(そこはいなり寿司じゃないんだ)

4 経験や価値にお金を使うのも大切だと思ったから

贅沢や浪費ばかりの生活は、FIREを目指す家庭にとってはあまり好ましくありません。(そうではないご家庭でも、必要以上の浪費は避けたいですよね)

ですが、あれもこれも我慢してまで、リタイアを見据えた貯蓄を最優先にすべきかどうかは個人の価値観によると思いますので、ご自身によく向き合って考えてみるべきかなと思います。

その時にしかできない経験や、自分にとっては価値があるものなど、お金を使ったほうが豊かな気持ちになれることもたくさんあるからです。

例えば私たち夫婦の場合は、自分たちの人生経験を豊かにしてくれる旅行や(コロナ禍の影響で最近はあまり行けてないですが)、

QOLを長期間に渡って向上できる住環境にかける費用は優先度が高いものと考えて、節約対象から外して考えがちです。

完全FIREの場合、豊かさに使う資金をすべて投資で賄おうとすると、多額の投資額を準備する必要が出てしまい、必然的に求められる節約のレベルも高くなります。

一方でサイドFIREの場合は、資金が必要な場合に仕事の量を一時的に増やすなどで柔軟に調整することが可能です。

そして収入があることによって経験や価値あるものへの出費のハードルが下がり、自分の幸せに合った形を実現できると思います。

メリハリをつけて生活することは重要ですが、長い期間をかけて実現していくことになる経済的自立を達成するためには、自分たちが我慢できる部分と譲れない部分を明確にし、それに合わせた無理のない資金計画を立てることが大事なのかなと思います。

まとめ

4つの理由に分けて、私たち夫婦が「サイドFIRE」を選んだ理由をご紹介しました。

どういうやり方でどういうFIREを目指していくかは、本当に人それぞれなので、今回の記事もあくまで「私たちの場合は」ということでしかありませんが、

この記事をお読みいただいた方の何かしらの参考になれば幸いです!

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